孔聖・謄写印刷の神様 草間京平(1902~1971)
謄写印刷を語るうえで欠かせないが「孔聖」「神様」と讃えられた、大名人草間京平(佐川義高)です。草間京平は、大正・昭和期の謄写 印刷の技術的中心となった人であり、美術印刷を芸術的領域に高めた人物であります。当館の収蔵品では、復刻孔版油絵「苺と三宝柑」をはじめ、「見返り美人」「林商店ポスター」童話絵本「花咲く言葉」、鉄筆研磨機など、収集作品・機材を展示しました。鮮やかな色使い、高度な印刷技術を充分、堪能いただけるはずです。
また、草間京平と並ぶ謄写印刷の巨匠、若山八十氏(1903~1983)、小針美男(1929~)の作品も同時に展示しております。小針美男は現役で、今も活躍されている名人であり、「昭和堂月報」(0948~1960)発行)の大部分を製版していました。
このページでは「孔聖」草間京平 の作品の一部を紹介します。是非一度、本物を当館で御覧になってはいかがでしょうか。