よくある質問
Q1.印刷物の制作はどのような流れで行うのですか?
お客様より、ご相談を受けてからご希望によりラフデザインを作成します。その後、原稿を入稿いただき、デザイン・編集を行います。お客様より文字や色の確認をして頂いた後に、印刷・製本を行い完成します。
Q2.何色のインクを使って印刷するのですか?
カラー印刷はシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色を使用します。その他、3色印刷・2色印刷・1色印刷があります。それぞれ、特色の使用が可能です。
2色印刷で人物の顔がある場合は、赤と青、赤と緑、赤と黒の組み合わせが好まれます。1色印刷は 一般に黒が多いですが、チラシや伝票では、赤や青、緑なども使用します。
Q3.CMYKやRBGとはどんな意味ですか?
CMYKとは、シアン(CYAN)、マゼンタ(MAGENTA)、イエロー(YELLOW)、ブラック(BLACK)の略です。印刷するときに使います。
シアン | マゼンタ | イエロー | ブラック |
RGBとは、赤(RED)、緑(GREEN)、青(BLUE)の略です。テレビの画像などと同じで、光の3原色によって、フルカラーの画像を映し出します。
赤 | 緑 | 青 |
Q4.印刷物の価格を決める要素には何がありますか?
印刷物の価格は
●紙質
●部数
●サイズ
●文字数・ページ数
●刷り色(フルカラー・1色刷・特殊な色)
●写真点数・写真製版の難易度(人物の切抜きなど)
●製本の種類
などによって決まります。
ネット上での格安プリントサービスは、基本的に完全データ(そのままで印刷機にまわせるもの)入稿で、不具合があるデータでは印刷できません。入稿されたデータが印刷工程上での不具合がある場合にはその旨をメールにて連絡があり、お客様ご自身で修正を鵜必要があり、また、その場合納期が延びてしまいます。
Q5.Microsoft WordやExcelでレイアウト済みのデータを作成しましたが、データ制作料がかかるのはなぜですか?
現在、印刷用データの制作は主としてDTPソフトを使用しています。DTPソフトは、イラストを制作するドロー・グラフィックソフト、写真を加工するフォトレタッチソフト、誌面構成を行うレイアウトソフトなどがあり、それぞれに専用のソフトがあります。
ビジネスアプリケーションソフトであるMicrosoft WordやExcel等で作成したデータとDTPソフトで作成したデータでは、ファイル形式、フォントの種類など色々な要素で違いがあり、そのまま印刷用データ(完全データ)として製版・刷版工程で使用できないため、データの変換や修正・場合によってはDTPソフトでの作成しなおしが必要になります。
DTPソフトでの作成データでも、ソフトやバージョン、OS等の制作環境の違いから、データが開けない・正しく印刷できないなどの不具合が起こる場合もありますので、注意が必要です。
Q6.デジタルカメラで撮影したデータを渡しましたが、データ処理が必要と言われました。
カメラのデジタル化が進んだ現在では、写真原稿はデジタルカメラで撮影したデータを使用することが多くなりました。デジカメデータは元々RGBですので、DTPソフトでのCMYKへの変換、印刷に適したサイズと解像度の調整、明るさなどの補正作業を行います。これらの作業が『写真のデータ処理』となります。
Q7.伝票の印刷色に「赤」を指定したところ、特色扱いとなりました。
印刷はCMYKの4色を重ね合わせて様々なカラー印刷を行います。この4色での再現が難しい色については、インクメーカーが作成しているオリジナルの色を使用します。
「赤」はマゼンタとは違う色になるので、特色扱いになります。
4色を重ね合わせて「赤」を再現することもできますが、重ね合わせる色数分だけ刷版が必要になってしまうので、1色や2色印刷での希望で、CMYK以外を指定する際は、一般的に特色を使用して印刷を行います。